環境が大事

上達するための練習方法はいろいろあると思いますが、私が経験した中で思うことは楽器を始めたばかりのころにいい指導者、先輩に出会えるかどうか?というのが非常に重要ではないかと思います。

上手な人の隣で吹く

中学OBバンドで先輩と一緒に吹く機会がありました。楽器初心者の中学1年生にとって高校生の先輩って神様に思えますよね?とても上手で純粋に尊敬してました。いま考えるとその先輩もものすごく上手いってわけではなかったのかもしれませんが、楽器初心者と経験年数の長い人との差は埋められないものがあると思います。

OBバンドで1stクラリネットを吹いてくれた先輩がいて、私は中学2年からずっと1人で先輩も居ない中1stを吹いていたので頼りになる人が隣で吹いてくれるというのがものすごく嬉しかった。初心者が上手になる近道の一つに「上手な人の隣で吹く」っていうのがあると思います。その機会をずっと失ったままだったんだなぁと思うと当時の私がちょっと不憫 笑。

 

先輩の隣で吹くとなんと楽なことでしょう。メロディもリズムもアーティキュレーションも全部聞き逃すまいとしてましたね。そんな先輩に頼りっぱなしの私に指揮者のT先生が言った一言がいまだに忘れられないんですね。「どうしたんだ!クラリ!先輩より上手に吹いたっていいんだぞ!!!」

限界を自分で決めない

ぜんぜんうまく吹けていない私を叱咤激励してくれたんだと思います。当時の私は「ああーそうかー先輩より上手に吹けるなんて思ってなかったなぁ」と、自分で限界を決めていたんだなーと気づかされました。音も先輩の邪魔しないようにと小さめになってましたからね。そのあとからは「まぁ間違えたっていいや、ガンガン吹いてやれ」とまた一つ上達のきっかけになりました。そのときの思い出の曲が5リングスなんですね。懐かしい~。

 

いま楽器初心者のあなたも、自分で限界を決めずに上を目指して練習してほしいなー。とアラフォーになったクラリのつぶやきです。。。出したい音のイメージって大事ですからね。

いい指導者との出会い

指導者の方の一言って中学生にはものすごく響いたりトラウマになったりするんですよね。中学生って繊細ですよ。指導にあたる大人にはその辺の気配りも大切にしてほしいなぁ。20年経っても覚えている大切な言葉があるものなんですよね。

 

楽器の組み立てかたからしまい方、リードの扱い方など、全部先輩からちょろっと教わっただけで、当時を思い出すと色々間違った知識満載でしたね。代々正しい情報を受け継ぐことができないほど、少人数の部活動ではしかたないことですが。。。

 

自分で調べて勉強すればいいんですけど、やっぱり百聞は一見にしかずなんですよ。(今の時代はネットがあって便利ですが当時は調べるのも大変。。。)情報をネットで調べるより、そこまで上手じゃなくても経験年数の多い人と一緒に吹くことは上達への近道です。上手な人と吹くと楽しいんですよね純粋に。

色々な環境で吹く

私はクラリネットのプロの方の隣で練習と本番をやらせていただいた経験がありますが、(しかも指揮者はあのアルフレッド・リード氏!だった)もう本当に楽しかった!自分も上手になった気になるんですよねぇ。色々アドバイスも頂けたし。またそういう機会があるといいなぁ。

 

というわけで、中学、高校のOBバンドってのもなかなか有意義な活動だと思いますよ。当時は先輩うぜーとか思うこともありましたけど 笑。やっぱり教えてもらえるうちが花です。大人になったら誰も何も指摘してくれなくなりますからー。(コレ本当。一般団体では角が立たぬように誰も人には注意やアドバイスはしないのが基本。。。)

 

まとめ

  • いい指導者や先輩に出会えますように!
  • 自分で限界を決めるな!
  • いつもと違うメンバーで吹く機会があるときは積極的に参加するべし!

 

 


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