オリエント急行(Orient Express)
フィリップ・スパーク 作曲(Philip Sparke)
いきなりですが、私はスパーク大好きです。オリエント急行を高校生のときに演奏してからスパーク好きになりました。このオリエント急行はいつ聴いてもゾクゾクするメロディ目白押しでどの楽器にも見せ場があります。列車が出発し車窓からのさまざまな情景がありありと目に浮かぶような、聴いても演奏しても楽しめる曲だと思います。
まずはじめの出発前の明るいファンファーレ的な始まりがかっこいい!これから始まる旅への高揚感がでてますね。そして列車の出発の情景も見事に表現されています。その後のメロディで鳥肌ですね~。
細かいタンギングの後のクラリネットのメロディ部分はきれいに吹きたいところ。金管が激しくなったところでちょっとしたソロもあります。中間部のゆっくりなところはオーボエソロかな?木管のきれいなハーモニィがいいですね。
再び力強く走り出す列車は最初のメロディで表現されています。走りたくなってしまうメロディなのでテンポキープが重要ですね。最後はパーカッションの笛?汽笛のように鳴ってゆっくり列車が駅に到着するところまで表現されていてすごい~。
スパーク氏は1951年12月29日、イギリスに生まれた作曲家で、ブラスバンド・吹奏楽共にたくさんの名曲を生み出しています。どの曲も有名なのですがオリエント急行の他にはドラゴンの年、ジュビリー序曲、祝典のための音楽などなど。
こちらにスパーク氏への興味深いインタビューの記事サイトがありましたので興味のあるかたはどうぞ→尚美ミュージックカレッジ専門学校 作曲家、フィリップ・スパーク氏に訊く。日本の吹奏楽の小学生・中学生のレベルが高いというお話と、日本では演奏会の後も打ち上げなどで親睦を深めるが、イギリスではみんな速攻帰るという話に深くうなずいたクラリです。私のいる楽団(海外)も打ち上げなどなくてみんな演奏会後の撤収が超早い!寂しいです 笑。
さてこのオリエント急行はたしか高校1年時の合同演奏のようなイベントで吹きました。各学校から集まった大人数での演奏でとっても楽しかった思い出です。この曲は素敵ですが演奏するとなるとかなり難しいので、こちらの楽団で演奏する機会はないかもなぁ…高校生の時に出会えてよかった!機会があればもう一度演奏したい曲です。
スパーク大好きなクラリはこのCD持っております↓