海外と日本の市民吹奏楽団の違い2
海外在住なのでこちらの吹奏楽団に入ってから色々日本と違うこともあっておもしろいなぁと思っています。本日はロングホリデーの話。
ロングホリデーとは?
クラリのいる南半球では1月のいまがロングホリデーと呼ばれる期間でして、日本でいうところの夏休みってやつですね。学校がクリスマス前の12月18日くらいから2月1日までお休みです。(日にちは学校によってまちまちで決まりはない)。それに合わせて会社もクリスマス前から1月の第2週くらいまでお休みのところが多いようです。
ホリデーの過ごし方
こちらではクリスマスが1年で最大のイベントです。家族で集まってご飯を食べ、プレゼント交換をする人がほとんどです。クリスマス後はキャンプに行く人がこれまた多いです。気候もいいですし、キャンプ好きなお国柄だからですかね?毎年決まったメンバーで決まったキャンプ場に決まった時期に行くと聞いたことがあります。実際この時期のキャンピングカーの予約なんかは1年前からする人も多いとか(予約がいっぱいで取れなくなるから)。
練習がお休みになる
このような事情から12月の第2週から2月までクラリの所属する楽団は練習がお休みになります。2ヶ月はないけど1ヵ月半よりは長い休みって感じです。別にみなさん学校に行っているわけでもなく、学校に行っている子供がいる人も少ないので(団員のほとんどがおじいおばあの楽団だから)この時期に練習があってもいいのでは?と思っていましたが、いまではこの休みもいいものだなと思えてきました。
ロングホリデーの利点
クラリの場合は子供がホリデー中はずっと家にいることになるわけで、そもそも練習に行く余裕がないので助かっていますが、その他にも利点があると思います。
楽器を修理や調整にだせる
クリスマス時期に楽器屋さんが仕事をしているのか疑問も残りますが、調整や修理の時間にあてることができます。
楽器を吹きたい気持ちが高まる
人間は面白いもので毎週練習があるとサボりたくなったりするのに、2ヶ月弱も練習がないとなると楽器を吹きたい気持ちがどんどん高まっていくものなんですよね。他の団員のみなさんは練習が無い時期でも楽器を吹いているのだと思いますが、クラリはそんな時間まったくないので楽器はしまったまま一度もあけません…ごめんよマイクラリネット。
次に演奏したい曲を考える余裕が生まれる
ずっと練習があると練習に追われて曲のことを考える時間が持てなくなりがちですが、練習がないとそういえば今度あの曲やりたいなぁなんて考える余裕ができます。吹きたい気持ちも高まるので曲を探す気になれます。
ロングホリデーの欠点
利点があれば欠点もあります。
本当に長期間休んでしまう
練習がないと家で楽器を組み立てて自主練習するというのはハードルが高いです。やろうやろうと思いつつホリデーが終わってしまう…そしてアンブシュアが変わったり口周りの筋力が落ちて練習再開後に疲れたりします。
リードがかびる
クラリネットあるあるですね…長期間楽器ケースを開けないまま放置してますと、リードが…お亡くなりになってます。あぁせっかく育てたリードが今回も駄目になっているかな。チェックしなきゃと思いつつ時間が過ぎ去っていくんですよねぇ。
まとめ
ということで、市民吹奏楽団にもロングホリデーがあるというお話でした。日本でもクリスマスからお正月にかけて休むので同じといえば同じですかね?でもここまで長い期間休むのは珍しいかな?
うちの楽団は今年は2月より少し前に練習再開するとのことで、そろそろ楽器の様子をみておかないとと思っています。リードがカビていませんように。
(本当に言いたかったことはですね、子供が毎日家にいてギャーギャーうるさいのでなかなかブログの更新ができないという言い訳です 笑)
バンドーレン B♭クラリネットリード(トラディショナル・3-1/2)10枚入りVandoren Traditional CR1035
カビないリードにしてみようかな…