マーキュリー(Mercury)
ヤン・ヴァン・デル・ロースト(Jan Van der Roost)作曲
この曲は本当にいい曲ですよね~。吹奏楽経験者なら聴いただけで鳥肌がたつ曲だと思います。なんかグッとくるハーモニィとメロディなんですね。演奏したことのある人ならなおさらだと思います。さすがヤン・ヴァン・デル・ロースト先生の作品!(他にはフラッシングウィンズ、アマゾニアなど)
ヤン・ヴァン・デル・ローストはベルギー生まれの作曲家で吹奏楽経験者なら誰しもが知っている作曲家の一人でしょう。このマーキュリーは1990年の作品だそうです。3分30秒と割と短めの曲なのに壮大なんですよね~。
はじめからもうかっこいいですね。いきなりとばしてくるなぁという印象(笑)。クラリネットはメロディに連符にと休むところなしです。早いタンギングも必要なので演奏は難易度が高い曲。トリルもかっこいい。はっきりとした発音で演奏したいですね。
めまぐるしく主旋律を奏でる楽器がかわるのでどの楽器も難しそうです。中間部はきれいなハーモニィと裏メロディがまたオシャレ。そのあとのトロンボーンがかっこいい~。トランペットも加わって最後のホルンの吠えがまたね~いいですね。
スネアとシンバルもかっこいいし、木管金管ともに活躍する場面が多くて難しい曲だと思います。でも曲は短いのでわりと練習時間をとらずに本番を迎えてしまいがち(楽譜も確か1枚ですしね)。しかし多少あらがあってもそれなりにかっこよく聞こえるという大変ありがたい曲かと思います。
この曲はたしか高校1年の定期演奏会のメイン曲の前に演奏したと思います。メイン曲もヤン・ヴァン・デル・ローストのアマゾニアだったと思うので当時の先輩でヤン・ヴァン・デル・ロースト先生好きな方がいたんでしょうなぁ。どちらも難しくて当時は大変だった思い出ですが、マーキュリーは当時も今も大好きな曲ですね。もし可能であれば金管楽器で演奏してみたいなぁと思う曲です。
オオサカン・ライブ・コレクション Vol.19 『コンテンプレーション/ホルンと吹奏楽のためのラプソディ』