ウェールズの歌(Song of Wales)
A.O.デイヴィス(Albert Oliver Davis)作曲
いまでも私の中で最高に好きな吹奏楽曲がこのウェールズの歌です。中学生3年のときに中学OBバンドでやった曲。思い出補正が入っているのかもしれないけれど、やっぱり聴いたらものすごくいい曲です。私が一番吹奏楽を純粋に楽しんでいた時に演奏したからなのか思い入れがすごくあります。
三楽章からなる曲で、イギリスのウェールズ地方の民謡の中から6曲の有名なメロディを選んで出来たのがこの曲だそうです。
この動画の演奏はちょっとテンポが速いので私にはいまいちですが、やったことのない人はぜひ聴いてみて欲しい。とても美しいメロディが目白押しで、各楽器の見せ場もあり、それほど難解な曲でもなく、各楽器がきれいなハーモニィを奏でています。
クラリネットはとにかくメロディが美しい。ハモリがきれいで中低音をきれいにならせると、とっても気持ちがいいです。第一楽章のはじめのメロディが特に私の心に強く残っています。
第二楽章はフルートメロディから。クラとオーボエの合いの手が美しい。ホルンのメロディもたいへん美しい。そのあとはまたクラリネットとフルート。トランペットも素敵です。そしてトロンボーンへと続く。最後はまたクラリネット!いいメロディ~低音をきれいにならしたいですね。
第三楽章は急に明るく華やかな感じ。スネアとティンパニが素敵。そして金管がかっこいい!めちゃくちゃかっこいい。木管はお飾りばかりですけど最後の連符のとことか大興奮。
第一楽章のテンポはこれくらいが好み。やっぱり存分に歌ってなんぼの曲だと思います。
絶対にもう一回どこかで吹きたいと思いつつも、その機会がなく今にいたっています。できれば学生のうちにもう一度吹きたかった。苦労や楽しさを共にした仲間と吹きたかった。そういう曲です。
社会人団体でやったら「あいつの目立つ音が気に食わない!」とか「この美しいハーモニィをみだすんじゃねー!」とか色々他人にイライラしちゃいそう 笑。あー上手な団体でもう一度吹きたいなぁこの曲。まだ人生長いので絶対に実現させたいとは思っています。
クラリネット吹きなら一度はやってみたい曲に入るのではないでしょうか。本当にメロディやハモリがきれいなので、上手な人と一緒に吹きたいですね。私はいまでも一人で吹いたりしてます、好きすぎて 笑。