序曲「祝典」(Overture Jubiloso)
フランク・ウィリアム・エリクソン 作曲(Frank William Erickson)
題名が紛らわしい曲が多いのですが(祝典序曲、祝典のための音楽など)、序曲「祝典」です。この曲はアメリカの作曲家エリクソンの作品で、はじめのメロディを聞いたらああ~これね~となる曲ですね。エリクソンは音楽教育家でもあったため、教育的観点からたくさんの吹奏楽曲を残した方だそうで、吹きやすくて美しいメロディ・ハーモニィが楽しめる作品が多いそうです。(他には「バンドのための幻想曲 」「バンドのためのトッカータ」など)
きざみから始まっていく曲ってドキドキ・ワクワクしていいですよね~。金管のメロディのあとにフルートとクラリネットのメロディです。トランペットがきざみにメロディに忙しそうです。金管低音のハーモニィがきれいです。
中間部もわりと金管メインですね。吹いていて気持ちいいだろうなぁというメロディが目白押しです。フルートのメロディのところで入ってくる合いの手のクラリネットが気持ちいい~。ハモリや合いの手のほうがやりがいのある曲に感じます。
後半の金管の早い動きは難しそうなんですがどうなんでしょう?私は金管経験がないので分からないんですが。タンギングも細かいですね。木管はそこまで目立つところがないのですが、最後は勢いよくだーーっと終わる感じです。
確実に演奏したことはあるんですが、いつやったのかまでは思い出せない曲。クラリネットはそれほど活躍しない曲なので思い出に残っていないのか?それとも練習量が少なかったからか?おそらく高校生のときに中学校のOBバンドでやった可能性が高いです。
1980年代のコンクールで多くの団体が演奏した曲らしいのでクラリよりちょっと上の世代の方にとてもなじみのある曲でしょうか?意外と耳にしたことはあるけれど演奏したことはないという部類に入る曲かもしれませんね。